入院・手術メモ

2025/08/22

日常

この記事は仕事をしながら入院・手術をする方向けメモです

この記事の目的を簡単に説明しますと、
昨年に病気が発覚して
今年は通院、入院、手術をしてきました。
記録としてどう残すかを考えてみたんですけど、
具体的な病気や治療方法についての話はしません。

同じ病名でも何が正しい、何を感じたかは人それぞれで、
ましてや命に関わることでもあるので
医師でも無い私がブログで下手に残すことは控えようと思います。

それよりは働きながらどう手術に臨んだかについて、
どれくらい休めば安心なのかの目安、
給付金についても触れようかなと思います。
(今後また入院したときに自分のためにもなりますし)

因みに、関東ITソフトウェア健康保険組合を利用しています。
これは給付金に関わってきます。

転職先で入院・手術をする方向けメモ

仕事を休んで入院・手術するだけでもハードルを感じますが、
私の場合は転職先で入院・手術をするという
さらにハードルを上げたことをしていました。

病気を知ったタイミングが
前職で退職日が決まり、有給休暇を消化していたときのこと。

緊急性の高い病気ではなく、
すぐに手術することができないので
前職の有給休暇消化中に手術することはできませんでした。

転職先への手術報告のタイミング
勿体ぶる意味は無いので、入社後の研修が始まってすぐに伝えました。
研修中は執務室ではなく会議室で上司と二人きり。
研修中の方が伝えやすく、正解だったと思いました。
(周りの目があった方が良い・悪いは自分の性格や上司との相性次第ですが…)

このときは病名を伝えずにぼかして伝えました。
どのみち入院前に詳しく教えて欲しいと上司から頼まれるので
最初からどういう病気なのかを具体的に教えた方が
良かったような気がします
(上司が気まずそうに訊いてきたので…)

入院・手術日
私の場合は緊急性が低い病気だったので、
通院で症状を確認しながら
手術の時期を自由に決められました。

…と書くと誤解が生じそうなので補足します。
前職が医療系の職場だったという特権を利用して、
病院の紹介状を前職の医師に書いてもらいました。
転職後すぐに手術は厳しいという私の事情を知っていた医師なので
紹介状に転職の都合ですぐには手術できない旨を追記してもらいました

ですが、
いざ自分で決めていいよと言われると
どうして良いか分からないですよね。

振り返ってみると一番良いタイミングは
研修中だったかなとは思います。
研修中は休んでも周りに影響はないですからね。

現場(私の場合は自社は正社員、現場は派遣契約)に行ってしまうと、
自社と現場の双方に報告しないといけない手間が増えるので
研修中にやれるなら手術をやりたかったです。

私は現場に入ってからすぐにリーダーへ事情を話し、
休んで欲しくない期間を訊きました
それ以外にも下記を考慮しました。

派遣契約が切れるタイミングでの入院と手術

契約が切れたタイミングで休むと
手続き的には「契約を更新しない」だけなので
自社への負担は減らせると思います。

それに、契約が切れているので
現場のことを考えずにゆっくり休めたのが
大きかったです。
契約更新できなくても別の現場を探せばいいかな!
というスタンスでした。

(問題がなければ契約更新できる現場だったので、
そこそこ休んだんですけど元の現場に復帰できました)

現場のスケジュールを第一優先に、
契約期間も考慮して手術タイミングを決めたというカンジです。

因みに病院へ「何日に手術がしたい」みたいな指定はできません。
医師にもスケジュールがあるので
「~月には復帰できるタイミングで手術をしたい」と
医師には要望して調整しました。

療養中の給料と給付金

条件を満たせば
関東ITソフトウェア健康保険組合の給付制度
傷病手当金」を貰えます。

休み中に給料が支払われていないことが条件なので
有給休暇を取得すると上記手当金は貰えません。
有給休暇が余りまくっている人や
療養のための休暇日数(入院期間+自宅療養)が短い人は
申請せずに素直に有給休暇を取得した方が良いと思います。

*傷病手当金のざっくり概要
給付額:日額の3分の2
給付期間:休暇1~3日目は無給、休暇4日目から給付(つまり最低4日休みが必要)

傷病手当金は申請書をホームページからダウンロードして
作成しなければ給付されません。

医師が記入する欄もあるので、
元気になったら(退院後あとの外来日が丁度良いと思います)
病院に書類作成を申請しましょう。
私がお世話になった病院では手数料が300円かかりました。

具体的な日数と流れ

通院で手術をしたいと
医師へ伝えたあとの流れです。

どのくらい休みが必要かの目安として
ご参考程度にお願いします。

①術前検査(1日)
手術の2~3週間前に術前検査がありました。
  • 血液検査
  • 心電図
  • 採尿
  • 胸部・腹部レントゲン
このときに具体的な入院日数が分かります。

私の場合、通院時に伝えられた入院日数と
術前検査で伝えられた入院日数が違っていたので、
職場への入院期間確定の報告は、
このタイミングが良いと思います。

②入院・手術(術前検査で伝えられた期間通り)
周囲からは「早めに良くなれば早く退院できる」
と聞いていましたが私は予定通りの日数でした。

個人的には出血が続いていたので
もう少し長く滞在したかったです。

しかし患者がどんな状況だろうが
退院前検査をクリアすれば
予定通りの退院です。

つまり、
退院日=職場に復帰できる日
とは思わない方が良いです

自宅療養(自分の匙加減)
医師からは「無理のない範囲で」としか言われないので
(私は入浴と激しい運動だけ制限がありました)
自分の匙加減で職場へ復帰できます。

実体験から言うと、退院翌日の現場復帰は
在宅勤務だとしても厳しいです
痛みは薬で抑えられても、力が入らなかったり
ずっと起きていると徐々に息苦しくなったりしました。
なにより私は出血が続いていたので、
このまま出血が続けば
また病院に行かないといけない状況でした。

一応、医師からは仕事復帰の目安を聞いていたので
医師の助言通り(退院後2週間)お休みしました。
ただ、完全に元の状態まで戻りませんでした。

医師の言われた通りの復帰日数で
在宅勤務がようやく出来るレベルでした。
そこから出社できるようになったのは+2週間で、
身体の違和感が無くなり
完全に日常生活を送れるまでになったのは+1週間でした。

何日かかるかは手術の内容にもよりますが、
  • 退院翌日復帰は無理
  • 医師に助言された療養期間でも完全に元気になるわけではない
このあたりを考慮して、
スケジュールを組んだ方が安心です。

手術後の職場への連絡

事前にどのタイミングで報告をするか、
職場に確認した方が良いと思います。

退院後でいいんじゃないかなと軽く思ったんですけど、
休暇直前になって自社の上司から
「手術が終わったら連絡して欲しい」と言われました。

なら手術が終わったら連絡するかあと軽く思ったんですけど、
手術直後の連絡は無理でした
できて家族のLINE既読スルーくらいです。

手術後は起き上がってはいけないので、
看護師から事前に預けたスマホを受け取ります。
(なので手術前にスマホは充電したほうが良いです)

全身麻酔しても目が覚めたら会話はできるし腕は動くものの
片手に点滴がぶっ刺さっていて
片手でのスマホ操作は難易度高いです。

点滴が刺さっている手でも
慣れればスマホを添えるくらいの役割は果たしてくれるのですが、
手術した日(手術直後)に上司へ報告するのは約束しない方が良いです
Slackで「昨日手術が無事に終わりました」くらいなら
手術翌日でもメッセージは送れました。

入院時にあった方が良かったもの

仕事とは関係無いんですけど、
入院時にあって良かったと思ったので
メモを残しておきます。

①文字が消えないボールペン
病院では用意してくれませんでした。
これが無くて一番困るのは選択食のオーダーです。
私がお世話になった病院では食事を選べたのですが、
もしボールペンが無いと食事を選べません。
それ以外にも薬を服用した時間や
トイレに行った時間等をメモするのに役立ったので
筆記用具は病院が持ち物として指定されていなくても
持っていった方が安心です。

②お金
貴重品は少ない方が勿論良いのですが、
緊急で必要なものがあった場合、
(見舞いに来る家族へ頼むには遅すぎるレベル)
病院内の売店で調達できるので私は買いに行ってました。
そのときは夜だったんですけど、
夜の病院は暗くてテンション上がりました…

③水筒と紙コップ
食事のとき含めてウォーターサーバーで
飲料水を取りに行くシステムの病院でした。
飲水の許可が出たらウォーターサーバーの水を水筒に入れて、
病室では水筒から紙コップに入れて飲んでいました。
普段使いのコップも持って行ってましたが、
洗うのが非常に面倒臭いので使い捨てのコップの方がラクです。

④アイマスクと耳栓(or音楽プレイヤーとイヤホン)
個室では無い場合、
他の入院患者の都合で明かりが点いたり
アラームが鳴ったりするので
夜にぐっすり寝たいなら
耳と目をシャットアウトするグッズが欲しいところです。



写真は自宅で撮った写真です。
めぐりズムとミュージックプレイヤー(製品としてはレコーダーですが)
を持って行ったので、明かりや音を気にせずに寝られました。

ただ、手術してしばらくは
夜中に看護師が見回りチェックや検査とかで来て
起こされました。

一度だけアイマスク+ミュージックプレイヤーで寝ていたら
夜中に身体を揺すられて起こされた(叩き起こされた形)ので、
せめて点滴が取れるまでは目か耳のどちらかは外して
看護師が来ても気付けるように寝た方が良いでしょうね…

感想

まだ慣れない職場で、しかも初めての手術ということで、
職場にどう伝えたら良いのか、
どう休んだら良いのかで凄く悩みました。

しっかり休んで今では無事に現場へ復帰できているので、
前職、現職(自社、現場)に恵まれたなという感想です。

入院や手術に関しての感想は特にするつもり無いんですけど、
一つだけ手術して痛感したことがありまして。

寝たきりってトイレに行けないんですね…

絶対安静のときはトイレに行けません。
(尿道カテーテルは繋がっていますが…)

尿意が半端なくて看護師に4、5回くらい
「尿意が…」とか「トイレ行きたいです」とか
痛みよりも尿意を主張していました。
トイレってスッキリするし偉大だったんですね。
(最後に下ネタで締めるなんて…)

寝たきりにならないように気を付けます。
ここまで読んでくれた皆様も健康にはお気をつけて。

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