知識が必要な住民税
ここ2週間の間にも
転職先へのやり取りや提出物を準備していまして、
憂鬱になるくらい大変でした。
その中で知識が無いと先方への橋渡しが大変で
少々厄介なのが「住民税」です。
会社員だと住民税は一般的に
給与天引きが普通です。
何も無ければ住民税について特に知らずに
一生を終えることでしょう。
ですが、転職時に住民税の知識が必要になります。
住民税の一番の特徴、それは
日本の年度は4月始まりが通例なのですが、
住民税の年度始まりは6月になります。
(6月始まり、5月終わり)
このズレが混乱して厄介というのに加えて
徴収方法がいくつかあり、
退職するタイミングによって徴収方法が変わってくる、
てことで頭の中が大爆発!!
困った末に現職へ助けを求めたところ
軽くレクチャーいただけたので
今後のために残しておきます。
まず、住民税は1年で支払う額が最初に決まっています。
徴収方法は主に下記3パターンです。
①普通徴収:本人が各自治体に納付する方法
普通徴収でも年4回に分けて支払う方法、年1回まとめて支払う方法があります。
②特別徴収:企業が毎月の給与から天引きして納付する方法
会社員だと馴染みある方法です。
1年の納付額を12回に分割して給与が毎月天引きされる方法です。
③一括徴収:企業が住民税の残額をまとめて納付する方法
住民税の年度終わりは5月です。その間に従業員が退職してしまうと
企業は従業員の給与から天引きできなくなります。
ですので5月までの住民税の残額を
最終給与からまとめて天引きして納付します。
例えば7月退職だと翌年5月までの住民税が引かれるので
相当な額が最終給与から引かれますし、
逆に4月退職だと残り5月分だけですので
最終給与から引かれるダメージは少額で済みます。
この徴収方法ですが、
退職するタイミングで変わってきます。
下記3パターンです。
①退職日が5月1日~5月31日まで
普通は「特別徴収」です。
残りが5月分のみになりますので通常給与と同様に1ヶ月分が
最終給与から天引きされます。
5月退職、6月入社だと住民税の切り替わりタイミングになるので
スムーズに切り替えることが可能です。
②退職日が6月1日~12月31日まで(住民税の年度前半で退職する場合)
「一括徴収」or「普通徴収」or「特別徴収」になります。
一括徴収の場合、翌年5月までの住民税が天引きされるので
最終給与から相当額引かれます。
経済的に余裕があれば一括徴収でも良いかなと思いますが、
余裕が無ければ普通徴収の方が良いかもしれません。
特別徴収は後述します。
②退職日が1月1日~4月30日まで(住民税の年度後半で退職する場合)
「一括徴収」or「特別徴収」になります。
普通徴収の選択肢が消えます。
半年分くらいは給与から引けるでしょう
というお上の判断なのでしょう。
特別徴収は転職先が決まっている場合に取れる手段です。
通常通り現職で1ヶ月分毎月の給与から天引きされていき、
転職先でも1ヶ月分毎月の給与から天引きされる方法です。
ただし特別徴収継続手続きをしないといけないので、
(現職の企業側で引き継ぎの書類を作成しないといけないので)
「一括徴収の方がラクですね」と現職から言われました(笑)
住民税以外のメモ
転職先へのやらかしが1つありまして、
「住民票」を提出するよう求められているにもかかわらず、
「住民票記載事項証明書」を取得してしまいました。
市役所の申請書にチェックボックスがいくつかあって
「どれだったっけ…」とその場で転職サイトあたりをググりまして
そのサイトには「住民票記載事項証明書」
とあったので発行したんですけど
転職先が作成したリストを改めて見たら
「住民票」でした\(^o^)/オワタ
住民票記載事項証明書は
住民票の簡易版みたいなものらしいです。
迷ったら住民票を取った方が良いですね。
大は小を兼ねると言いますし。
まあ、今回は先方に承諾を得られたので
住民票記載事項証明書を送付させていただきました…
(入社前からやらかしてしまった…)
転職先への提出書類は一段落したので、
少しは生活が落ち着いてきたかなと思います( ˘ω˘)スヤァ
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