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栄養士と管理栄養士の違いってやっぱり気になりますよね
栄養学部に在籍していましたが、今でも説明が難しいです。ただ唯一言えることとして、栄養士と管理栄養士で迷うくらいなら「両方取っとけ」というのが私の持論です。
(栄養士の資格がないと管理栄養士の受験資格は取得できませんので、栄養士or栄養士プラス管理栄養士の選択肢になります)
医療では「管理栄養士が加わると診療報酬が貰える」という制度があり、病院で就職したい方は確実に管理栄養士を取得してください。そしてスポーツ選手の栄養管理をしたい方も、「栄養士が監修」はほとんど聞かないのでやはり管理栄養士を取得していた方が良いと思います。他の分野については仕事内容を選ばなければ栄養士採用でも良かったような気がしますが、管理栄養士も取得していれば勿論採用されやすいんじゃないかなと思います。ただしそのとき、管理栄養士を売りにするからには「栄養士と管理栄養士の違い」を説明できるようになっていなければなりません。採用担当者なんて、そもそも栄養士と管理栄養士が同じだと思っている人がいたりしますから、認知度の低さに切なさを覚えます。
それ以外の資格も説明しちゃいます
栄養教諭
「教諭」の記載通り、先生です。私の小学校では不在でしたが、皆様は教壇の上で食べ物のマグネットを黒板に貼り付けたりして、食事について指導する先生はご存じでしょうか。思い当たる人がいれば、まさにその人こそが栄養教諭です。本来、管理栄養士の資格でも教える能力は備わっているはずなのですが(保健指導なんかしていますし)、管理栄養士は厚生労働省管轄の資格、一方で学校は文部科学省管轄の場ですので、文部科学省の扱う「栄養教諭」の資格が無ければ単独で教壇に立つことが許されません。栄養教諭の資格が無くても学校栄養職員採用で学校に配属は可能ですが、必ず教諭の資格を持った先生の補助を受けなければ授業ができません。
私も大学1年次まで栄養教諭の単位を取っていましたが、2年次より授業数が増えたので諦めました。栄養教諭の資格を取りたい方へ、大学によって差こそあるものの私の知り合いはアルバイトもしていたので、頑張れば管理栄養士×栄養教諭×アルバイトの両立も可能なはずです。しかし、それ以外の遊び科目を取ることが難しいので、栄養教諭を取りたいという覚悟とモチベーションが無ければ続かないかと思います。4年次は教育実習、栄養教諭採用試験勉強、卒業研究、管理栄養士国家試験勉強、と本来大学生が遊べるような黄金時代に地獄で身を焼かれるしんどさを味わうことになります。
創作では美羽が栄養教諭を目指しています。地編の美羽は「こいつ、先生やって大丈夫なの」と不安になりますが、空編の美羽は危なっかしくも生徒をまとめるカリスマ性はうかがえるので、教諭は向いているんじゃないかなと思います。むしろ病院や福祉施設で働いている美羽のイメージができないです。元気な生徒に囲まれながら、怒ったり笑ったり生徒に向き合う姿が美羽にぴったりだと思います。
フードスペシャリスト
民間の資格です。フードコーディネーターなど食に関する民間資格は山ほどありますが、私がピックアップした理由としては「大学でフードスペシャリストの為の単位をきちんと取って受験して取得できる点」を評価して創作に取り入れました。一朝一夕で取れる資格ではないのです。特に、講義を通して調理学など「美味しさ」にじっくり追求できることが、管理栄養士の健康重視思考とは異なり、創作に登場する滋に合った資格ではと思いました。
美味しさなんか微塵も考えていなかった私の学生時代では「数値内に入れておけばいいや」という考えだったので、実際私の献立で作った食事(腎臓病患者向けの食事)が物凄く不評でした。黒歴史です。滋にはそんな思いをさせたくないという親心で、滋をフードスペシャリストにしてみせます。(なお、地編本編にはそこまで描写する予定は無い)
ということで、私はフードスペシャリストについては「講義+試験」の体制を評価していたのですが、ところが私の創作活動低浮上中にこの体制が崩れました。講義単位を取らなくても資格が取れるようになってしまったのです。そして、なんと養成校で単位を取得しなかった私でも受験資格が与えられるようになってしまったのです(大卒+食品開発2年以上という受験資格に該当)。敷居の高さを下げるという行為は資格周知の点で仕方なかったことだと思うので批判するつもりはありませんが、私の創作に関してはあくまで「敷居の高い資格」として、そういう世界線なのだと認知いただけるとありがたいです。管理栄養士受験資格と同時にとれる資格
私自身の体験談になりますが、私の場合、卒業したときに貰った書類は「卒業証明書」「成績証明書」の他に「履修証明書」を受け取りました。この「履修証明書」というのは「食品衛生管理者および食品衛生監視員の養成施設で単位を取りました」という証明書です。管理栄養士の養成校全てではないと思うのですが、管理栄養士の単位を取っていたら一緒に取れてしまった、という感じです。この履修証明書はただ持っているだけでは効力を発揮しません。これまた私の体験談ですが、私はこの証明書を利用して「食品衛生監視員」の試験を受けました。そして落ちました。
食品衛生監視員について詳しく知りたい方は厚生労働省や東京都などで募集しているので、そちらの方で調べてください。因みに私は厚生労働省の方を受験しました。試験は厚生労働省の建物で行われたので、試験室へ行くまでに地下を下りたり階段を上ったりして「ディズニーのアトラクションに乗る前みたい…」と興奮したことは良い思い出です。我ながら頭の悪い感想です。試験に落ちて当然だと思います。
ついでに創作裏話、伏線回収しちゃいます
ここからは創作読者向けの話。千里が陸上を始めたきっかけは「魔法少女なな」というアニメです。何故陸上を選んだかというメタ的理由については、正直に答えましょう。地編19話の内容をしたかったからです。その為の布石でした。以上。
そんな「なな様信者」の千里は、脚を故障しています。なな様に身を捧げたのでしょう。彼の本望なのでしょう(てきとう)。栄養学部を志望したのも、なな様に健康で美味しい食事を提供するためです。なな様の為に犠牲になるのは良しとして、寮生のために故障はしたくない模様。信者って凄いですね(まがお)。
因みに、例の地編19話で大地が「今の凌空と勝負するってことは今の千里が長距離勝負を挑まれるのと同じだと思ってくれ」と言ったのは、「故障状態で勝負に挑まれる」という状況を指しています。凌空にいったい何が起きているのでしょうか(たにんごと)。
執筆当時は私自身、進学を悩んでいたので、大学院ネタを入れたような気がします。ありがたいことに当時、研究室の教授から個別で呼び出されてわざわざ進学を勧められました。そのとき話をうやむやにした気がするのですが、内心は「早く社会人になりたかった」という理由で進学を否定的に考えていました。結果、進学せず社会人になりました。理由はいたってシンプル。お金は大事。
研究室で修士の先輩を見ていましたが、私の研究したい分野というのは正直答えの出ないというか、研究しても不毛な内容だったような気がします。それに最新の情報が入るという意味で大学に所属する意義はありますが、栄養学という分野に関しては実際に現場で働いて、現場に合った方法を身につける方が手っ取り早いと思います。
例えば大学院で食品開発の専門知識を学びいざ就職したら、職場の分析機器が原始時代レベルで予算も無いし分析値出ないし詰む、ことが考えられます。それに今の時代、人手不足で就職しやすいと言えども、進学したからと言って優良企業に入れるとは限りません。学んだ知識や技術が現場に通用しないことだって考えられます。いわゆる大学と企業のギャップというやつです。個人的な意見となってしまい全国の大学教授を敵に回す発言になりますが、栄養学部に関しては必ずしも進学が良いというわけでは無いような気がします。
例えば大学院で食品開発の専門知識を学びいざ就職したら、職場の分析機器が原始時代レベルで予算も無いし分析値出ないし詰む、ことが考えられます。それに今の時代、人手不足で就職しやすいと言えども、進学したからと言って優良企業に入れるとは限りません。学んだ知識や技術が現場に通用しないことだって考えられます。いわゆる大学と企業のギャップというやつです。個人的な意見となってしまい全国の大学教授を敵に回す発言になりますが、栄養学部に関しては必ずしも進学が良いというわけでは無いような気がします。
いまどきの企業って入社してすぐに現場で作業するのではなく、教育やら研修を受けるじゃないですか。私の場合、入社式すら無くいきなり現場でしたけど、それでも何かしら新人を使えるようにする為に教えられるじゃないですか。こういう考えは良くないと思いつつも、この「進学して(修士なら2年間)学ぶ時間」と「入社して(数週間とか数ヶ月)学ぶ時間」どちらが有益なのか?と考えた場合、将来お金にならないかもしれない内容に対してお金を払って学ぶより、現場で通用する内容をお金を貰いながら学ぶのとでは、後者の方が絶対嬉しいじゃないですか。
地編22話に話が飛びますが、私の理想の学び方は左の通りです。稼ぎながら学ぶという形です。
これ、実は私も病院ではないですけど、やったことがあります。「気弱っ子が短期アルバイトをしてみた話」という話がありまして(宣伝)。知識も技術も身につきますし、何よりお金が貰えるということでモチベーションがとんでもねえ。以上が学ぶ側のメリットです。教え側視点、「教えてやっているのに、お金取るのかい」と思う方もいるとは思うのですが、咲彩はメリットがあって大地の研修を引き受けています。で、咲彩の意見を地編に入れようとし、シナリオ改変の関係でシナリオ削除と共に咲彩の意見も消えてしまいました。真相は闇へと消えた、という悲しい裏話。いや、大体の理由は私の頭の中にあるので安心してくださいませ。
これ、実は私も病院ではないですけど、やったことがあります。「気弱っ子が短期アルバイトをしてみた話」という話がありまして(宣伝)。知識も技術も身につきますし、何よりお金が貰えるということでモチベーションがとんでもねえ。以上が学ぶ側のメリットです。教え側視点、「教えてやっているのに、お金取るのかい」と思う方もいるとは思うのですが、咲彩はメリットがあって大地の研修を引き受けています。で、咲彩の意見を地編に入れようとし、シナリオ改変の関係でシナリオ削除と共に咲彩の意見も消えてしまいました。真相は闇へと消えた、という悲しい裏話。いや、大体の理由は私の頭の中にあるので安心してくださいませ。
まだまだ暴露したい話はありますが、文章が長くなってきたのでこの辺りで。
関連した話を出したときにでも地編9話の内容を引用したりしてみたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
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